先日、「マスク生活で子どもたちに異変」という記事を読みました。
(AERA10月5日号より)
保育施設で働いているかたのお話で、
1,2歳の子どもと接しているとき、子どもが無表情なままなのが
気にかかっているという内容でした。
記事では、マスクを付けて接していることで、
表情を読み取ることが半減してしまうからではということでした。
確かに、私も3人の子どもを育て、
また、子どもに話し方を教えるものとして思い返すと、
子どもは大人の表情を見て、同じ表情で返してくることが多いです。
何かができたとき、
「わー!よくできたね!」とこちらが満面の笑みを浮かべると、
その表情と同じ笑顔が返ってきますし、
失敗してしまったときには、
まず、親(大人)の顔をみてから、
「ごめんなさい」とか「(手伝って・・・)」の顔をしたりします。
それが、今は、マスクのせいで、
子どもには表情が読み取れないし、
真似して覚えることが少なくなってしまうというのもわかる気がします。
私は、話し方教室、と言いながら、話よりも体について指導します。
なんでと思う方もいるようですが、
話すというのは、口から発する言葉だけでなく、
もちろん声の響き、そして、表情やしぐさなど、
体の全てから伝わるものだからです。
よく、あの人は目が笑っていない、とか言いますが、
マスクをしたまま会話をしていると、
目に感情がない人は結構多く見受けられます。
といっても、今までも仕事柄、
目に感情のない喋り方をする人には敏感でしたが、
マスクのせいで、それが、子どもにも伝わってしまうことが
はっきりしたということですね。
実は、マスク生活に入るずっと前から、私の教室やセミナーでは、
「目で会話する」というレッスンを行っていました。
紙などで、鼻から下を隠し、
「笑って・怒って・悲しんで」などを、目で表現するのです。
最初は、怪訝そうに始める生徒さんも、
いかに目を使っていなかったかに気づき、
鏡の前で目を開いたり、細めたりして、頑張っています。
ちょっと意識をするだけで、印象はかわるものです。
ぜひ、今すぐにでも、鏡の前でやってみて下さい。
MAYUVOICE話し方教室では、
様々な観点から、話し方だけでなく、
それぞれの魅力を引き出すレッスンを行っています。
まずはメール、またはお電話で、お問い合わせ下さい。